読響 コルネリウス・マイスター+紗良・オット ベートーヴェンのコンチェルト第1番他
2014-09-04



スペクトラ
禺画像]

サハラ
禺画像]

サルスベリ
禺画像]

もう秋になっていい頃合いなんだけど、時々モクモクっと入道雲のようなのが湧いてきます。
禺画像]





昨日(9月3日)は池袋の東京芸術劇場で読響を聞いてきました。マイスターっていう指揮者、なかなかアンサンブルの整え方がいい。コンチェルト出だしのオクターブのメロディーが実にしなやかに響いて、思わず心の中で「いいねぇ」とつぶやいてしまった。アリス=紗良・オットっていうピアニスト、名前は聞いたことがありましたが実演に接するのは初めて。決して巨匠タイプの演奏じゃないんだけど、堂々とした音楽。アクセントのメリハリがキッチリしていて、音楽の構造がよく聞き手に伝わる演奏だったと思います。そう多く聴く曲じゃないんでよくわからないけど、あのカデンツァは何だったんでしょう。スタイルは古典派の枠を踏み外さないんですが、ポリフォニックな展開から、二重トリル、三重トリルまで駆使したヴィルトゥオーゾ風のパッセージにもっていくあたり、なかなか凝った作りでした。

オットの切れ味が一番目立ったのは、やはり第3楽章。若き日のベートーヴェンが手練手管の限りを尽くした楽章です。特に弱拍にアクセントを付けたりして、聞き手を驚かせる仕掛けがたっぷりと仕込まれているんですが、オットは切れ味鋭いアクセントを気持ちよく決めて、踊り出したくなるような音楽に仕上げていました。読響のサポートもなかなか。

後半はシュトラウスのアルプス交響曲が演奏されました。特に可もなく不可もなく。さほど盛り上がらず、だけど賑やかにやってました。


戻る
[屋上]
[緑化]
[西洋芝]
[バラ]
[花]
[音楽]
[ネコ]
[ガーデニング]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット