新国立劇場:ワーグナー『タンホイザー』
2013-01-31


第3幕でもまずもって巡礼の合唱のすばらしさが傑出していました。それからエリーザベトが退場したあと、ほのかな慕情を歌うヴォルフラムの「夕星の歌」。それに続いて、巡礼の一団から離れて一人さまよっていたタンホイザーが歌う「ローマ語り」。やっとこの語りになってタンホイザーの声が出てきた感じ。ここだけはなかなか聞かせてくれたと思います。

オケは東響でしたが、やっぱり借りてきたネコというのか、安全運転・事なかれ主義といった感じ。ワーグナーの音楽に今ひとつ酔いしれることができなかったとすれば、オケの責任は重いと思います。

それにしても今年の舞台写真[LINK]の<6>。エリーザベトとタンホイザーですが、ちょっと滑稽過ぎやしないか。<7>のヘルマンとエリーザベトの写真があまりにも決まりすぎているのかもしれないけど。


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