グラドゥス・アド・パルナッスム(Gradus ad Parnassum)はヨハン・ヨーゼフ・フックスが書いた対位法の教則本で、「パルナッソス山への階梯」なんて訳されたりします。パルナッソス山はアポロンが祀られていてミューズが住まいしていたということで、詩、音楽、学問のメッカという事になっています。フックスの著作は音楽の習熟度を計るという意味なんでしょう。ラテン語で書かれていますが、バッハが所蔵していたし、モーツァルトやベートーヴェンもこの本で音楽を学んだそうだ。
ロンドーによると、「私はピアニストでもあるので、ピアノとチェンバロという楽器の違いにとても感謝している。今回のCDとコンサートのアイディアは、ピアノの作品をチェンバロで演奏する方法を見つけることではなく、むしろ両方の楽器に共通する音楽的語法を中心に、何かを構築することだったので、純粋にその説明に合うような作品をさがそうとした」んだそうだ。さらに、「プログラムについては直線的な年代記ではなく、一種の地図製作のように捉えた。バロック、古典は、ロマン派などと区分する傾向は、実は多くの共通点を持つ作曲家同士のつながりを見逃すことを意味すると思う」んだそうだ。楽器の違いに感謝していると言いながら、2つの楽器に共通する音楽的語法云々と言う。さらに歴史認識を捨象して、時代を超えた作曲家同士のつながり云々、なかなかの諸矛盾をはらんだ言辞ですねぇ。
実際に聞いた印象では、作曲家同士のつながり云々というよりは、合わない楽器で弾くとちょっと変わった響きがして面白いかな、そんな所。
ワーナーの宣伝がYuoTubeにありました。こんな感じの時代意識の枯渇した曲目がズラッと並んで、ちょっと辟易いたしまし。
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昨日は一日ドピーカン。今日もいい天気ですでに気温は20℃を超えています。
ドゥフトゴルト
芳純がどんどん開いています。
ブルームーン
イエロー・シンプリシティ
赤いパパメイアンとフレグラント・アプリコット
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